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おおかみの休日 ~バランス良好なり~

色々あったけど



大変ご無沙汰しております。

お久し振りの記事が、少し重たそぉ~な話になっちゃうけど
少し重いだけで決して暗い話ではありません。

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世の中が新型コロナに翻弄されたここ数年間・・・
みなさん、それぞれの場所でそれぞれの想いの中
この時間を乗り越えてきたことでしょう。

私にとっても長かったような短かったような・・・
この3年位の間に色々な事がありました。

2020年5月・・・トマ(ミニチュアダックス♀)が13歳で亡くなりました。
2020年7月・・・アメ(ヨークシャテリア♀)が2歳の時、縁あって我が家の一員となりました。
2020年11月・・・カーボン(ラブラドール♂)が10歳で亡くなりました。
2021年4月・・・私の母が89歳で亡くなりました。
2022年12月・・・マザーウルフ存続の危機がありました。(政治と動物取扱業の裏事情)

その他諸々、良い事も悲しい事も腹立たしい事も色々ね。


こうやって書き出してみると、
大切な存在を一気に失ってしまったような
何だか悲しみに暮れているかのように見えるかもしれませんが・・・
そういう訳ではないのです。


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誤解のないように・・・
他の人がどのように思っているかは分かりませんし
人それぞれの死生観ですので「絶対こうあるべき論」を言うつもりは全くありません。

また、私は無宗教ですので宗教の話でもありません。


あくまでも今日までの私の経験値から
今現在の私が導き出した思いなのだとご理解下いませ。


「生きる」とは
「死」に向かって一歩一歩前向きに歩み続ける事だと思うのです。



恐れずに言うとしたら…

早死にが可哀想とか長寿が良いとかは関係なくて
「死」とはいつ訪れるかは分からないけど
みんなが向かう同じゴールであり
みんなに平等に1度だけ訪れる事

人にも犬にも猫にも同じで
特別な事かもしれませんが当たり前の事であり
決して悪い事ではないと思うのです。


「死」=「忌み嫌われる事」「縁起でもない事」と言う感じで「悪い事」のように扱われてしまいがちだけど
「死」そのものは「生」と同じくらい尊いものであると思うのです。

問題なのは「死」に至るまでの経緯であって、「死」そのものは決して忌み嫌われるものではないはず。


そういう意味で、ここ数年で繰り返し訪れた大切な存在の死に直面して
自分なりにたくさんの気付きを得た3年間だったと思います。
同時にその中で新たな出会いや学びがあり、次に進むための力になっています。


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出会いも別れも全ては縁であり天命であるから、それを静かに受け入れられるかどうかが大事な事。

「悪あがき」をしない事・・・それは頑張らないと言う事ではないし、諦めると言う事でもない。
その物事をきちんと受け止め、逃げずに真摯に向き合って、自分なりの答えを見つける事だと思うのです。


それが、このコロナ禍で得た答えのひとつでもありました。


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生きているうちに・・・
どのように死を迎えさせてあげたいか?自分ならどのように死を迎えたいか?
きちんと冷静に考える方が良いのではないかなぁと思っています。

「縁起でもない!」とギリギリまで目を背けてしまうと
結局その時を迎えた時にバタバタしちゃって頭も心も身体もパニックになってしまうかもしれません。

私は母の終末期をどう過ごさせるかに悩み勉強し経験し、私なりには沢山の気付きを得る事が出来ました。
ただ亡くなった後の事まで気が回らず、それはそれはバッタバタで大変でした😅

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何をどうしたって、悲しくないわけではありません。
「死」や「別れ」は、いつでも悲しいし淋しいし辛いものです。

きっとその喪失感の大きさ自体が変わる訳ではないと思いますが
ただ失うだけでなく、失ったもの以上に得られる気付きがきっとあると信じてみたいと思います。

だから「死」とは怖いものではなく尊いものなんだと。


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そして、2023年3月今現在・・・

我が家の12歳のクレイ婆ちゃん(ラブラドール♀)は命を閉じる準備(終末期)に入っています。
不思議に聞こえるかもしれませんが、彼女なりに「死に支度」に入っている感じなのです。

私も目を背けず向き合っています。
信頼のおける獣医さん(往診専門獣医)に引き合わせてくれたのもクレイです。
なるべく自然な流れで旅立てるように、あれこれし過ぎずしなさ過ぎず。
訪問医の先生と緩和ケアの相談をしながら「絶妙なバランス」を探っております。

出来るだけクレイが安心して旅立てる環境を整えています。

身体も大きいですし手がかからないわけではありませんが
本当にビックリするくらい穏やかであります。

母の時もそうでしたが・・・
その時が今夜なのか、明日なのか、一週間後なのか、1か月後なのか?
それは神のみぞ知るところです・・・


だから私はいつも通りに仕事をして、いつも通りクレイと一緒に生活をしています。



「頑張れクレちゃん。」・・・とは言えません。

何故ならば、もう散々頑張って生きてくれた訳で・・・103.png



あえて言うなら・・・慌てん坊のクレちゃんなので

「あわてなくていいからね!ゆっくりね!」とか・・・かな?


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そんな今日この頃なのでございます。





YON




∞∞∞














by yonyongoncooha | 2023-03-15 18:29 | おもうこと

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by YON

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